●ゴミ箱の位置、問題あり
写真には載っていないが、右写真の通り、ゴミ箱の位置が、
便座から遠すぎる。さらに、足で押して開けるタイプ。
衛生上を考えてのことだろうが、車椅子利用者に足で開けろ
と言うのは無理。手で開けるプッシュ式のゴミ箱を備えて欲しい。
●車椅子で乗り降りするには、不便では?
便座の傍にある手すりは可動式ではなく、その近くには洗面
台もある。便座前のスペースは充分あるので、できないとは言わ
可動式より使いづらいかもしれない。
●非常ボタンの位置がおかしい。
手すりが邪魔。もしもの場合押す事ができるのか疑問である。
手すりに捕まりながら押す、という考えなのだろうか?
明らかに、ボタンを造った後手すりをつけ、
「あらら。・・・まっ、いいか」ともらせれた後のように感じてしまう。
救いは、トイレットペーパーの右下にある、もう1つの非常ボタン。
こちらは邪魔になるものはない。万が一、倒れた場合も手を伸ば
せばすぐに押す事ができる。。
メトロハット地下1階の多目的トイレ (日比谷線六本木駅コンコース入口のある階)
下の写真を見て、お気づきだろうか。
六本木ヒルズ内は、各フロアに多目的トイレが設置されている。
ここでは、2ヵ所のトイレを取り上げ、配置について考えてみた。
ヒルサイド地下2階の多目的トイレ (六本木ヒルズアリーナ付近。「ミュゼ・イマジネール」の隣)
入口は、センサー式自動ドア(六本木ヒルズ内、すべてのt多目的トイレが対応)。
室内は若干狭いが、オムツ換えシートなどの設備もある。
便座隣の手すりは可動式。
トイレ入口前も広く取ってあり、入りにくいと言う事はないが、
アリーナからトイレに向かうと、「ミュゼ・イマジネール」の前がレンガ敷き、
トイレ前は、タイル式と、車椅子やベビーカーでは振動の来る床材が使用されている。
六本木ヒルズ内の多目的トイレに共通する事だが、洗面台の鏡が垂直になっている為、
車椅子利用や、背の小さな子どもの場合、全身を映しだすことが困難である
排泄物を出すだけでなく、トイレは化粧直しや、恰好を直す場所であるから、
鏡を斜めにする配慮が欲しかった。